アルミニウムの歴史

生活に溶け込むアルミニウム

子供の頃からキッチンにアルミ箔あり、我が家はアルミサッシという家庭が、日本ではごく当たり前の生活様式です。
おそらく記憶のある物心ついた当時から、それは変わりない環境というのは、かなり高い年代まで行き渡るのではないでしょうか?

アルミニウムについて歴史をさかのぼると、まず日本ではアルミサッシの普及が大きく影響するのが分かります。
しかもアルミサッシは戦後まもなく登場したらしく、急速に日本中に広まったとされます。

さらにアルミニウムが一般的になったのは、これもアルミの身近な用途として代表的になるアルミ缶が挙げられます。
アルミ缶の前は、なんとブリキ缶だったと!

アルミ缶は、まずアメリカを中心に発展したことで、やはり少しずつ進化を果たしたのが分かります。
ビール缶を中心にアルミは活用され、飲料用の容器として重宝されたのは万国共通のようです。

また日本でビールのアルミ缶が実用したのは70年代に入って間もなくになり、予想以上に近年の出来事になりますね!

 

進化を遂げるアルミニウム

アルミニウムは鉱石のボーキサイトが原料となり作られますが、まず自然の石に金属性があると発見されたのは1700年代の後半にまで歴史をさかのぼります。
フランスでの発見になり、まさにマリー・アントワネット妃の時代なので、すでに当時アルミニウムの語源らしきアルミーヌAlumineと呼ばれていたそうです。

そこから鉱石より金属を抽出する方法を科学的に解明され、ボーキサイトからアルミニウムの製造方法が確立されるのに、約100年の月日が必要でした。
さらに昭和に入って間もなく戦前に日本でも技術開発がおこなわれ、国内でのアルミ産業が急速に発展したのは戦争が大きく関わるとみられます。

そして戦後はアメリカ文化の普及と共に、アルミ缶が爆発的に浸透していったと考えられるので、アルミの歴史をさかのぼるだけでも日本史と重なるのが興味深いのでは?

しかも資源が乏しい日本だからこそ、アルミについても独自の技術開発が進み、アルミの発展に大きく貢献した歴史が残るとは感慨深いですね!