乗り物などに使用することで軽量化を実現
正六角形の形をいくつもつなぎ合わせたものをハニカム構造と言い、我々が普段使用している道具によく利用されています。
また、ハチの巣や亀の甲羅など自然界においても、ハニカム構造が見られます。
ハニカム構造にすることで、ある程度の強度を保ったまま、使用する資材の量を大幅に減らすことが可能になります。
その結果、同じ材質の通常の板と比べて、ハニカムパネルはかなり軽いという特徴があります。
アルミ型材についても、ハニカムパネルが幅広く利用されています。例えば新幹線などの乗り物にアルミハニカムパネルを使用することで、軽量化を実現しています。
新幹線が非常に速い速度で走ることができるのは、このアルミハニカムパネルがあるからなのです。
他にも航空機や戦車などにも使用されることがあります。ただ、アルミハニカムパネルは、通常のアルミ板でハニカム構造の部分をサンドイッチする形で使用していることが多いです。
そのため、ハニカム構造の部分を目にする機会は少ないでしょう。
建築資材やインテリアなどにも使用されている
アルミハニカムパネルは用途が非常に広く、さまざまなところで使用されています。
アルミ型材についてあまり詳しくない人は、身近にアルミハニカムパネルが使用されている例があっても、それに気が付かないで使っているかも知れません。
新幹線や航空機などの乗り物の例の他には、建築資材としてアルミハニカムパネルが使われています。
この場合もハニカム構造の部分を通常のアルミ板でサンドイッチする複合ハニカムといった形で使用されるケースがほとんどです。
厚いアルミ板を使用すれば、それだけ重くなってしまいますが、アルミハニカムパネルを使用することで、強度を保ったまま軽量化することが可能になります。
そのため、安全な建物を作ることができます。
さらに、本棚などのインテリアにもアルミハニカムパネルが使用される例が見られます。
本は重いためある程度の強度が必要になりますが、アルミハニカムパネルを使うことで頑丈かつ軽量な本棚にすることができます。